左:挨拶する瀬沼代表
右:講演する宇都宮大学名誉教授梅田欽治先生








群読するあじさいの会






会場の様子


左の記事:朝日新聞多摩版2008年5月20日付け朝刊


あきる野9条の会は結成3周年事業として、5月31日、あきる野市中央公民館において学習会「田中正造と憲法九条」を開催し、雨の中62名が参加しました。
 学習会では、あじさいの会によるコミカルな「あきる野賛歌」と厳粛な「日本国憲法前文と九条」の群読が行われました。
 宇都宮大学名誉教授の梅田欽治先生は、「田中正造の平和思想と日本国憲法九条」と題して講演し、正造の平和思想は、自らの体験と足尾鉱毒との闘いの中で、民衆の立場に立って生まれ発展させられと解説しました。谷中村に移り住み家屋の強制破壊の時期にも、ハーグ万国平和会議に軍備全廃を提案する行動を行ない、「真の文明は山を荒らさず、川を荒らさず、村を破らず、人を殺さざるべし」と憲法九条に通じる「無戦主義」にいたった経過を詳しく話しました。先生は、今、地球環境を守るためにも憲法九条を守ることが求められていると講演を結びました。
 参加者から「とても分かりやすい話で、田中正造の平和思想が理解できた。人類が平和に暮らすためには憲法九条を守り、生かす運動が必要なことを痛感した」「民主主義とか人権とかが知られていない時代に、よくこれだけのことを考えたと感心しました」「当時の話を現代に結び付けて話していただいたので、よく分かった」などの感想が寄せられました。
 会場では、『私たちの戦争体験記」と「今、五日市憲法が輝く」が販売され、参加者から会への募金も寄せられました。

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08.05.31 学習会「田中正造と憲法九条」

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